「J1・第33節、G大阪1-0浦和」(29日、万博)
前半終わりに10人になってから防戦一方だったG大阪は後半39分、MF遠藤保仁(28)が右クロスを頭で決めて競り勝った。浦和は優勝の可能性が完全消滅した。首位鹿島も、後半ロスタイムにDF岩政大樹(26)が頭で劇的な決勝弾。勝ち点を60にした。川崎はFW鄭大世(24)の2ゴールなどで神戸に4-0で圧勝し同57。優勝の行方は1シーズン制導入後4季連続で最終節にもつれ込んだ。
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晩秋の浪速。夕暮れ迫る空に、青い雄たけびと赤いため息が入り交じり、万博が揺れた。均衡を破る、値千金の一発。歓喜の中心で、G大阪・MF遠藤がほえた。“浦和キラー”が、ホーム最終戦でライバルのタイトル獲得を阻んだ。ACL準決勝を含め、今季浦和との公式戦4試合は3勝1分け。その4試合すべてでゴールを決めている。
時計の針が残り5分に差しかかろうとする後半39分だ。ピッチ中央で遠藤がボールを持つと、攻撃陣すべてが一斉に動きだした。右サイドで待つDF加地に預けると、迷わずゴール前へ。加地が左足で折り返す。来た-。ゴールへと向かう難しい回転を完ぺきにヘッドで流し込んだ。ゴールネットが揺れるのが見えた瞬間、自然とガッツポーズを作っていた。
「たまたまだと思うけど、大一番といわれる試合で結果を残す選手にならないといけないから」と笑顔で話した。アジアMVPを逃した直後の一戦で、自らの力を証明するかのような一発だった。
連敗を3で止め、勢いを取り戻してリーグ最終戦・新潟戦(12月6日)、クラブW杯初戦(12月14日)、そして天皇杯準々決勝・名古屋戦(12月25日)に臨む。「最後に意地を見せたいと思っていたし、(前節までの)3連敗で責任を感じていた。反省点もあるが、勝てたのはよかった」と、ゲームキャプテンのDF山口。試合終了後は盛り上がるサポーターの前で、松代主将は「元日は空けておいてください」と、あいさつ。アジア王者連覇への挑戦権を得るため、もちろん天皇杯優勝まで突っ走る。







