名王者ポンサクも年齢には抗えず…現在の興毅は「世界王者を狙えるレベル」

 ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅(31)=協栄=が5日、後楽園ホールで1日限りの現役復帰としてスパーリング形式の“引退試合”を行い、元WBC世界フライ級王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(40)=タイ=に“TKO勝ち”した。試合後、引退のテンカウントゴングを行ったが、その最中で引退を撤回。「どうしても拳を交えたい」と、元世界4階級王者のローマン・ゴンサレス(30)=ニカラグア=との対戦を熱望した。

 WBC世界フライ級王座を通算23回防衛した名王者も40歳という年齢には抗えず、2回に興毅の左ストレートで倒された。「亀田のスピードに対応できなかった。ブランクの影響は大きいと分かりました」。ポンサクレックは、リング上で興毅と笑顔で健闘をたたえ合った。

 両者は2010年3月にWBC世界フライ級王座統一戦で対戦。暫定王者のポンサクレックが2-0で判定勝ちした。「前回より大人になった。精神的に強くなった」と8年の時を経ての興毅の内面の成長を認めた。

 興毅のボクシングについては「まだ続けてほしい。あのパンチは現役でも通用する。世界王者を狙えるレベル」と現役続行を後押しした。

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