亀田和毅、200ラウンドのスパー漬け 兄興毅の引退試合に華添える

 「ボクシング・10回戦」(5日、後楽園ホール)

 元WBO世界バンタム級王者・亀田和毅(26)が4日、東京・後楽園ホールで5日に行われるダニエル・ノリエガ(32)=メキシコ=との56・8キロ契約10回戦の前日計量に臨んだ。和毅が56・8キロ、ノリエガが56・7キロでともにクリアした。

 同日は元世界3階級制覇王者の兄・亀田興毅(31)が一夜限りで復帰し、元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(40)=タイ=とスーパーリング形式の“引退試合”を行う予定で、和毅と興毅が同じリングに上がるのは14年11月の米国・シカゴ以来。和毅は「いい試合をしてお兄ちゃんにつなげたい」と抱負を語った。

 昨年7月から10カ月ぶりの試合となる和毅は、その間に「今までできなかったことができてプラスになった。これまで実戦が少なかったが、今回はずっと実戦だった」と明かした。「メキシコで1月から週3回(のスパー)。200ラウンドは超えたと思う」と“スパー漬け”。右構え、左構え、長身、小柄とあらゆる相手と拳を交えたという。その結果「これまではスピードだけだったけど、引き出しが増えた」と自己分析した。

 ノリエガは和毅が標的とするWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米国)に2015年に北米同級王座決定戦で対戦し、10回判定負けしている。この試合を陣営は2階級制覇への布石としているだけに、和毅は「みんなからもう世界に行ったらいいと言われるような試合をする」と気合を入れていた。

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