興毅VSポンサク“認可試合”発表をJBCが否定「修正してもらう」

 ボクシング元世界3階級王者の亀田興毅が5月5日に元WBC世界フライ級王者のポンサクレック・ウォンジョンカムと行う“現役復帰戦”が「判定なし・KOのみ」で行われることが26日、同試合を放送するネットテレビのAbemaTVから発表された。

 AbemaTVは「ラスト亀田興毅~最後の現役復帰~」と題して、2人の顔合わせを配信。決着がつかなかった場合は視聴者投票を募るとしている。興毅は「どんなルールでも環境でも、ポンサクレックを本気で倒すだけ。“完全ノックアウト”しにいきます」とのコメントを出した。

 ただ、AbemaTVは「認可試合」として「8ラウンド」で行うことをJBCが認めたと発表したが、JBCは否定している。安河内剛事務局長は「昨日、話し合いをしたが、詳細はペンディングになっている状態。この発表に関しては事実確認して、修正してもらうべきものは修正してもらう」との見解を示してた。

 具体的には「認可試合」はJBCのルールには存在せず、今回の興毅とポンサクレックの対戦のケースの場合は「ルールにある『公式試合場におけるスパーリング』ならば認める」としている。つまり、「5月5日の興行で他に行われる公式戦と同じ試合会場でのスパーリング」という位置づけであれば「レフェリー、タイムキーパーを用意するなど、JBCが関与することになる」という。

 その場合は原則として6ラウンドまで、グローブも10オンス以上のものを着用することを求める方針だ。

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