亀田和毅、5・5興毅氏“引退試合”で世界前哨戦! 

 「ボクシング・10回戦」(5月5日、後楽園ホール)

 ボクシングの協栄ジムは24日、都内で会見を開き、所属選手の元WBO世界バンタム級王者・亀田和毅(26)が5月5日に東京・後楽園ホールでダニエル・ノリエガ(32)=メキシコ=と56・8キロ契約10回戦を行うと発表した。同日は元世界3階級制覇王者の兄・亀田興毅(31)が一夜限りで復帰し“引退試合”と銘打って元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(40)=タイ=と拳を交える予定。和毅と興毅が同じリングに上がるのは14年11月の米国・シカゴ以来となる。

 再び世界の足がかりとなる一戦に臨む。17年12月からメキシコでキャンプを行っていた和毅は「お兄ちゃんの引退試合のアンダーカードに出たいと(金平桂一郎)会長に話をして、出られることになってうれしい」と、17年7月以来約10カ月ぶりの試合を喜んだ。

 相手のノリエガは30勝(15KO)11敗1分けの戦績を残す元WBA中米スーパーフライ級王者。和毅の標的の1人であるWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米国)に敗れたものの判定まで持ち込んだ経験がある。

 和毅は「ローマンに似ている相手を探した。うまくて、打たれ強くていい選手。この相手を仕留めたら次につながると思う」と世界前哨戦と位置づける。金平会長は「相手があることですから」と前置きしつつ、「和毅がピークにさしかかっている時期だと思うので、何とか今年にチャンスが巡ってくれば」と、世界2階級制覇への見通しを語った。

 和毅は「実戦多めで、大きい相手、小さい相手といろいろやって、実力は上がったと思う。あとは試合で出せたらいい」とメキシコ合宿に手応え。兄の試合はポンサクレックの出場申請が認められていないが、白星で兄の引退に花を添えるつもりだ。

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