五十嵐俊幸は引退表明「悔いはない」王座返り咲きならずも完全燃焼

 9回、五十嵐(右)に連打を浴びせる木村
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 「ボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 トリプル世界戦の第2試合でWBO世界フライ級タイトルマッチが開催され、王者・木村翔(29)=青木=が9回2分34秒TKOで同級1位・五十嵐俊幸(33)=帝拳=に勝ち、初防衛に成功した。

 王者返り咲きとならなかった五十嵐が、あらためて引退を明言した。4月の試合で、左眼窩(がんか)底を骨折して一度は引退を決意していたため木村戦後「試合に勝てなければ引退と言っていたので、その言葉に二言はない。最後は自分の意志で戦って、出し切ったので悔いはない」と話した。

 4年8カ月ぶりの世界王者返り咲きを目指した一戦では、立ち上がりから「木村選手の意志の強さというものを感じた」と表現する強い重圧を受けてペースをつかみきれず。3回に左目の上をカットするなど、距離感に苦しんだ。そして9回2分34秒でTKO負けを喫した。

 高校時代にアマチュアのキャリアをスタートさせてから18年。「いろいろあったが、こういう大きな舞台に立てたので良かった。最後、KO負けなのは悔しいですけど」とキャリアを振り返った。

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