新日本WTL・テンコジ黒星発進も恩師・大剛さんにささげるVあきらめん

 「プロレス・新日本」(20日、埼玉・所沢市民体育館メインアリーナ)

 「ワールドタッグリーグ」Aブロック公式戦2試合が行われ、“テンコジ”天山広吉、小島聡組はバレットクラブのバッドラック・ファレ、チェーズ・オーエンズ組に敗れて黒星発進となった。

 4日に2人の海外武者修業時代の恩師である元新日本プロレス北米支部長の大剛鉄之助さんが死去。2人は「大剛さんの思いを胸に戦った」(天山)と意気込んでリングに立った。

 小島が長時間捕まるなど苦しんだものの、合体技のテンコジカッターを繰り出すなど奮闘。だが、最後は小島が孤立し、ファレの豪快なバッドラックフォールでマットにたたきつけられて3カウントを聞いた。

 試合後、天山は「やられたっすね。大事な初戦やし、ここで勢いに乗ってという気持ちでしたけど」とガックリ。それでも、「まだ1回負けただけなんで。ワールドタッグを制覇するという野望がありますから。テンコジが大剛さんにささげる気持ちで、1試合1試合臨みたいと思います」と、優勝へ巻き返しを誓った。

 また、もう一つの公式戦は高橋裕二郎、ハングマン・ペイジ組が中西学、永田裕二組に勝利した。

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