新日本・棚橋、飯伏退けIC王座V3!ジェイ・ホワイトが挑戦アピール

 「プロレス・新日本」(5日、エディオンアリーナ大阪)

 IWGPインターコンチネンタル選手権試合が行われ、王者の棚橋弘至が挑戦者の飯伏幸太を退けて3度目の防衛に成功した。

 自ら飯伏を挑戦者に指名し、調印式では「飯伏、もっとしっかりしなさい。飯伏の覚悟が見たい」などど、類いまれなる素質の持ち主に“愛のムチ”で奮起を促していた棚橋。試合が始まると、右足集中攻撃などで厳しく飯伏を攻め立てた。

 飯伏も三角飛び式ケブラーダ、両足でのオーバーヘッドキックなど身体能力を生かした驚異的な空中殺法を中心に反撃。そして、終盤に入ると、棚橋の強烈な張り手が口火となって、両者が鈍い音を響き渡らせる壮絶な打撃戦がくり広げられ、飯伏はレフェリーの制止を振り切って、「神」と崇める棚橋にストンピングの雨を降らせるなどの容赦ない猛攻を加えた。

 だが、最後は棚橋が、飯伏の新必殺技である両手をつかんで顔面へヒザ蹴りをたたき込むカミゴェをかわしてチャンスをつかみ、ハイフライフロー2連発でトドメ。試合後、棚橋は飯伏を抱きしめて健闘をたたえ、「飯伏、また上がって来いよ」と再戦を呼びかけた。

 そして、大阪のファンに向かって「今、こうしてたくさんのお客さんが来てくれます。そして、棚橋よく頑張ったって言われます。けど、棚橋がチャンピオンだった時代に新日本プロレスを離れていったファンもたくさんいると思います。だから、オレは、もう二度とがっかりさせません」と宣言した。

 続けて、勝利のエアギターのパフォーマンスを披露すると、新日本から海外武者修行に出ていたジェイ・ホワイトが突如出現。次期挑戦者に名乗りを上げるかのごとく、エルボー合戦で棚橋を叩きのめして去っていった。

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