「プロレス・新日本」（２９日、後楽園ホール）

　前シリーズにヘビー級転向を表明した元ＩＷＧＰジュニアタッグ王者のバレッタが、同ＵＳ王者ケニー・オメガに挑戦を要求し、１１月５日のエディオンアリーナ大阪大会で対戦することが決定的となった。

　バレッタはＹＯＳＨＩ－ＨＡＳＨＩ、ウィル・オスプレイと組み、オメガ、マーティー・スカル、チェーズ・オーエンズ組みと対戦し、自らオーエンズをデュードバスターで粉砕。直後にリング上でマイクを持つと、「ケニー・オメガ、オレはお前に挑戦する。オレはお前とＵＳ王座戦をしたい」とアピールした。

　インタビューでは「オレは何のためにヘビー級になった？それは一番のヘビー級の選手になるためだ。そのためにはヘビー級の世界一に挑戦しないといけない。それはケニー・オメガだろ。オレはできる。ケニーの回答を待っている」と挑戦を要求した理由を説明。これに対しオメガは「バレッタ、お前がチャレンジャーとは、今まで自分の頭によぎらなかったが、お前を受け入れてやってもいい」と挑戦受諾を表明した。

　続けて「なぜこのタイミングで受けるかというと、（来年１月４日の）東京ドームまで時間があって、その暇つぶしだ。究極のチャンピオンになる１・４までに時間があるからだ。だが、彼にとってはヘビー級のメジャーリーガーになれるか、それともジュニア時代のようにうだつが上がらない選手で終わるかの大きな試練になるだろう」と、余裕を漂わせながら挑発した。