新日本・内藤、カープ愛さく裂!「日本一の姿見たい」 9・16新日広島大会をPR

 新日本プロレスの広島大会が9月16日に広島サンプラザホールで開催される。大会を前に人気ナンバーワンレスラーの内藤哲也(35)が広島市のデイリースポーツ中国本部を訪れ、大会をPRするとともに、中学生の頃から応援している広島カープへの熱い思いを語った。

 プロレスファンの夏の風物詩、新日本のG1クライマックスの優勝決定戦(8月13日)でケニー・オメガとの大激戦を制して頂点に立った内藤。広島大会では5人タッグマッチに登場する予定で、所属するユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のメンバーが勢ぞろいする。

 「メインイベントで戦うことができないのが残念ですけど、5人そろっての戦いを広島の皆さんにお見せできるのはうれしい」。デビュー11年目の今年は、スポーツ雑誌「ナンバー」のプロレス総選挙で1位の座を獲得。「自分のプロレスがお客さんにちゃんと伝わっていると感じます。とても楽しいし、充実感がある」と話す。

 そんな内藤が、こよなく愛するのが広島カープだ。8月27日の広島-中日戦では初めて始球式に登場。こん身の1球は大きく高めに外れたが、「始球式はマツダでのカープ戦と決めていたので最高の気分でした。次は1ボールからまたやりたい。3球ストライクを取るまでやらせてほしいですね」と“再登板”を熱望した。

 東京都出身の内藤が広島を応援するようになったのは中学生の時。それまでは巨人・原辰徳のファンだったが、95年に引退。「しばらく応援するチームもなく、宙ぶらりんの状態だったんですけど、テレビで見たカープの機動力野球に魅せられて、それ以来、ずっとカープファンです。神宮球場によく応援に行ってました」

 好きな選手は江藤智→金本知憲→新井貴浩と移り変わった。「みんなFAで移籍してしまって…。新井選手が阪神に行った時はユニホームを捨てました。今思うと取っておけばよかったとちょっと後悔しています」と苦笑いする。小・中学生の時に所属していた少年野球チームで「1番・遊撃」だったこともあり、現在は田中広輔のファン。プロレスの遠征先にも背番号2のユニホームを持参し、カープの試合が近くで行われれば、いつでも球場に駆けつけられるように準備している。

 マツダスタジアムで試合前に流れる著名人によるカープ球団歌「それ行けカープ」のリレー映像にも出演しており、「マツダでのカープ戦には自分も全試合出場し、選手と一緒に戦っている気持ちでいます」と、心はいつもカープの一員だ。昨年の日本シリーズ第6戦もマツダスタジアムで観戦。「日本ハムの胴上げシーンを目に焼き付けました。あの悔しさは絶対に忘れません。今年はなんとしてもカープの日本一の姿を見たいんです」と力を込めた。

 広島大会が行われる16日は、マツダスタジアムでヤクルト戦が行われる。優勝を目指すチームには「『トランキーロ あっせんなよ!(焦るなよ)』という言葉を送りたいです」と愛情のこもったエール。「いつもカープの選手から刺激をもらっていますし、僕もプロレスでカープの皆さんに刺激を与えられるような活躍をしたいと思っています。広島大会ではカープに負けないぐらい熱い戦いをお見せします」と力強く抱負を語った。

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