和毅求ム!ミットの達人 スピード&パワー進化し興毅でも受けきれず

 「ボクシング・10回戦」(3月10日、後楽園ホール)

 元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25)=協栄=に、ミット打ちのための専属トレーナーが付くことが1日、分かった。3月10日に後楽園ホールで行われる3年ぶりの日本復帰戦(ノンタイトル10回戦)に向けた公開練習で、兄で元世界3階級制覇王者の興毅チーフトレーナー(30)が明かした。

 この日、ミットを持った興毅氏は、和毅のパンチをほぼ顔の中央の位置で受けた。「打ち方が良くなっているし、急所めがけて打ってくるからミットを顔の両側に広げて持てへん。ミットを持つ達人がおったらもっと良くなる」と分析。早急に“チーム和毅”の新メンバーを探す意向だ。

 進化には理由がある。松栄勲フィジカルコーチの指導でスピードとパワーが飛躍的に進化した和毅について、興毅氏は「つま先、膝、腰の力を拳に乗せるタイミングを1年かかって覚えた」と解説。和毅は「パワーでなく体の使い方」と言う。

 走り込みなど独自トレの成果で「最大心拍数は考えられない数字になりました。220です」と松栄氏。MAXから30秒で一気に落とし、また大きく上げることを繰り返し驚異的なスタミナを手にした。和毅は「お兄ちゃんは細かいアドバイスをしてくれる。しっかり、いい内容で勝ちたい」と次戦へ自信を見せた。

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