大森将平の世界初挑戦は中止 王者が練習中に足を故障

 ボクシングのウォズジムは8日、大みそか、島津アリーナ京都で予定されていたIBF世界バンタム級14位・大森将平(23)の世界初挑戦が急きょ中止になったことを発表した。相手の同王者リー・ハスキンス(33)=英国=が練習中に足を故障。7日朝、大森昌治会長が連絡を受けた。

 京都市内で会見した大森会長は「疲れ果てました」と憔悴しきった様子。長期間の交渉の末、高額な英国人王者を日本に呼び寄せることに成功。フィットネスジム付きの四つ星ホテルなど、要求を飲み続け、その挙げ句が、中止。「とりあえず診断書と日本のファンに対してメッセージを送るよう、伝えた」と、怒り混じりで吐き捨てた。

 大森も「世界戦のため動いてくれた多くの人に申し訳ない。僕のために大みそかを空けてくれた人もいるのに」と肩を落とした。

 大みそか戦は急きょ練り直し。理想は代わりの世界戦となるが、残り3週間では厳しいのが現実。世界ランカーを相手にノンタイトル戦すら、難しい。

 大森会長は「ケガが治れば大森を最優先、とは言ってくれている」と来年、仕切り直しのハスキンス戦へ照準。大森も「ポジティブに考えたい。この経験を来年に生かす。来年、強い大森将平を見せたい」と意気込んだ。

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