ボクシング 村中優がバンタム級で8日に再起2戦目
「ボクシング バンタム級ノンタイトル8回戦」(8日、後楽園ホール)
前日計量が7日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、WBO世界フライ級15位で、日本バンタム級12位の村中優(31)=フラッシュ赤羽=は53・3キロ、フィリピンフライ級15位のレノエル・パエル(25)=フィリピン=は53・0キロでともに一度でパスした。
1年ぶりの再起戦を6回TKOで飾った村中の復帰2戦目。「試合まで1週間を切って、子供の風邪がうつってしまった。結膜炎も重なって、ほとんど動けなかった。リングに上がって対処していくしかない」と、アクシデントを抱えてのリングとなる。
パエルは3月に沖縄で日本スーパーフライ級2位の翁長吾央(大橋)に10回判定負けし、通算成績は19勝(9KO)3敗1分としなったが、KO負けは一度もない。井岡一翔(井岡)がIBF世界フライ級王者のアムナット・ルエンロン(タイ)に挑戦した際には、スパーリング・パートナーを務めた実力者だ。
村中は「今回は、日本チャンピオンの粉川選手(宮田)や、この前東洋太平洋王者になった比嘉(大吾)君(白井・具志堅スポーツ)、(日本スーパーフライ級4位の)木村隼人君(ワタナベ)らと内容の濃いスパーリングをやってきた。左目の上をカットしてからはできなくなったので、全体では少ないけど、いろいろなタイプと練習はしてきた」と、手応えを口にした。
「まだKO負けがないという相手なので、中盤くらいに倒したい」と意気込んだ。