山中V10戦へ仕上がり順調
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(3月4日、島津アリーナ京都)
WBC世界バンタム級3位リポリオ・ソリス(33)=ベネズエラ=とのV10戦を約3週間後に控えた山中慎介(33)=帝拳=が9日、都内のジムでフィリピン人選手2人と最長10ラウンドのスパーリングを行った。
1人目は元IBF世界バンタム級10位で、昨年丸田陽七太(森岡)に判定負けしたジェイソン・カノイ(25)で「比較的ソリスに近い」(大和心トレーナー)。山中はジャブを軸に右を使い、上下にワンツーを放った。
「ディフェンスだったり、バランスを崩させたり、前の手(右)の使い方はいい感覚になっている。左へのタイミング、流れを上げていきたい」と手応えを口にした。
減量も順調で現在リミットから約2キロ超の55・5。「汗も出ているし、しっかり食べても問題ない」と、万全な仕上がりに向け不安材料はない。