尚弥、戴冠の弟にダメ出し「足りない」
「東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦」(6日、後楽園ホール)
同級1位の井上拓真(19=大橋)が、3-0の判定勝ちで、5戦目、初挑戦で初タイトルを奪取した。兄・尚弥に並ぶ日本2位タイのスピード記録となった。
それでも兄は、弟にだめ出しだ。リングサイドで戦況を見守った尚弥は「自分ならスピードで序盤からプレスをかける。(拓真は)足を使いすぎた。プロとして魅せる部分が足りなかった。盛り上がる試合をするためにどこかで手数を増やすとか、倒す場面を作らないと。今日の試合では、たとえ世界に行けても、インパクトのある試合はできない」とバッサリ。まだまだお兄さんには並ぶのは早いか、との報道陣の問い掛けに「そうですね」と辛口評価だった。