一翔「フライ級最強」証明する!

 ボクシング史上最速3階級制覇を22日に果たしたWBA世界フライ級新王者・井岡一翔(26)=井岡=が23日、大阪市内で一夜明け会見を行い、将来、海外での統一戦を視野に入れた。まずは今秋予定する初防衛戦が目標ながら、激戦のフライ級で「最強」を目指すことを宣言した。

 新王者・一翔は黒のランボルギーニでさっそうと姿を現した。フアンカルロス・レベコ(アルゼンチン)との激戦を判定2-0で制し、叔父・弘樹氏から数え井岡家22年の夢を達成。「精神、肉体も追い込んできた。少しゆっくりしたい」と呪縛から解放されたかのうように安どした。

 つかの間の休養を終えれば新たな夢舞台が待つ。「呼んでくれるなら海外でしたい。死にものぐるいで王座を防衛して、その中でビッグマッチに挑戦」と野望を口にした。

 強豪ひしめくフライ級王者。標的1番手はIBF王者・アムナト・ルエンロン(タイ)だ。昨年5月にプロ初黒星を喫した悔しさを晴らすためにも雪辱戦のオファーをかける。

 軽量級最強の呼び声高いWBC王者・ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)も因縁の相手。ミニマム級時代に浮上した対戦が流れた経緯がある。「どの団体でも統一戦をやりたい」と、将来の“決着戦”は避けられない。

 WBAスーパー王者・エストラーダ(メキシコ)も含め、「フライ級で最強を証明したい」と、覇権争いに一翔が殴り込む。井岡一法会長は「マカオとかならいい」と、機が熟せば、海外での統一戦も視野に入れた。

 まずは今秋予定の初防衛戦。「世界王者と言えば一翔、と思ってもらえるスタートラインに立った」。悲願の3階級は果たした。一翔伝説第2章が幕を開ける。

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