王者リゴンドー 余裕の大食い

 「WBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(31日、ボディメーカーコロシアム) 

 ダブル世界戦の予備検診が25日、都内で行われ、4選手とも異常なしと診断された。ギジェルモ・リゴンドー(34)=キューバ=は24日のクリスマスイブにビュッフェで前祝いとばかりに大食いしたことを告白。余裕をあふれさせ、天笠尚(29)=山上=を完全に見下した。

 世界のスーパースターとはいえ、腹立たしいほどの余裕だ。リゴンドーは予備検診に12分遅れで到着。検診後の会見に臨み、イブの過ごし方を問われると「たくさん食べたよ」と笑顔で明かした。

 ビュッフェ形式で肉、野菜、ライスとフルコース。さらにコーラ、アイスクリームまで減量などおかまいなしに堪能した。「リミットよりやせているよ」と彫刻のような肉体に自信満々。勝利を確信するからこその“前祝い”だった。

 天笠より身長で17・5センチ、リーチで8センチ劣るが「素晴らしい。全然問題ない」と断言。五輪で連続金メダルを獲り、世界5階級王者のノニト・ドネア(フィリピン)も破ってきた絶対王者は「攻略法は結果で見せる」と不敵に笑った。

 「今まで自分の体重に合わせてくれる選手はいなかった。1階級下げてまで戦ってくれる天笠を尊敬するよ」と話したが、その言葉とは裏腹に完全に天笠を格下扱い。日本を満喫している様子で「アリガトウゴザイマス。俺が初めての黒人ジャパニーズだ」と陽気に会場を後にした。

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