和毅 王座統一戦勝利で他団体統一戦も

 「WBO世界バンタム級王座統一戦」(1日、シカゴ) 

 正規王者の亀田和毅(23)が来春にも他団体王者と統一戦を行う可能性が出てきた。大物代理人のアル・ヘイモン氏が計画中という。まずは1日(日本時間2日)、シカゴで行われるWBO同級暫定王者のアレハンドロ・エルナンデス(28)=メキシコ=との団体内統一戦のクリアが絶対条件だ。

 大物プロモーターのメガネにかなったか。和毅の前に大きく道が開けた。今回のWBO王座統一戦に勝てば、他団体王者との統一戦が計画されるという。

 契約するアル・ヘイモンは当代最強の代理人と言われている。各団体のバンタム級には、WBCに山中慎介(帝拳)、IBFはランディ・カバジェロ(米)、WBAにはスーパー王者、ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ)、レギュラー王者、ジェームズ・マクドネル(英)が君臨するが、最高の注目カードとなると、10月22日にV7を達成したばかりで、やはり他団体王者との統一戦を希望する山中との決戦だ。

 昨年末の世界戦混乱問題で、亀田3兄弟が国内で試合ができないなど、クリアすべき問題が多いのも事実だが、夢のカードであることには違いない。

 WBO王座統一戦を2日後に控えた和毅は10月30日(日本時間31日)、シカゴのホテルで行われた公式会見で「相手(エルナンデス)は偉大な選手だし、尊敬している。でも私は全勝のチャンピオンだ。自分が勝利することは分かっている」と、スペイン語で自信満々に話した。

 「この試合をクリアして次の大きな舞台へとステップアップしたい。11月1日は全米のファンが『TOMOKI KAMEDA』の名前を忘れられなくなるような試合をしたい」と意気込んだ。

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