美女モデルボクサー高野、鮮やか4連勝
「ボクシング女子4回戦」(31日、大田区総合体育館)
モデルボクサーが魅せた。協栄ジムに移籍しての初戦を迎えた高野人母美=ともみ(26)=協栄=が、鮮やかなTKO勝利でデビューから4戦全勝(3KO)とした。試合前は極度のプレッシャーでガチガチになったというが、ゴングが鳴ると闘争本能を呼び起こした。サウスポーの大石が飛び込んでくるところに、カウンターの右ストレートを何度もヒットさせて主導権をつかんだ。
2回に入ると、さらに攻撃力がアップ。相手のパンチを初めて顔面に受けて鼻血がにじんだものの、強烈な右パンチで相手をのけぞらせる。そして、1分25秒に連打が決まったところでマーチン・レフェリーがストップ。「すごく緊張したけど結果が出せてうれしい」と笑顔を見せた。
ジムの金平桂一郎会長は、「最初は硬かったけど、パンチがあることも分かった」と高く評価した。
今後は経験を積ませることを重視して年間5試合を予定。6回戦に昇格する次戦は2月か3月に行うことになりそうだ。年明けは2日から練習を再開する。「ボクシングはやっぱり楽しい。顔がグチャグチャになっても勝ち続けたい」と、トモミ・スマイルがはじけた。