不倫告白 宮崎元議員本人が話すべき!妻・金子議員ではなく

 宮崎謙介元衆院議員が、妻・金子恵美衆院議員の出産直前に元グラビアアイドルとの不倫を認め、議員辞職したのは昨年2月のこと。“ゲス不倫”の象徴ともされたが、騒動以降、多くを語ってこなかった金子氏が昨年末になって突如、さまざまなメディアでこの件について語った。こうした金子氏の一連の発言は、ハイヒール・リンゴにはどのように映ったのか。

 ◇  ◇

 金子議員のおっしゃっていることは、ごもっともだと思うんですよ。一度失敗した人が「やり直せない社会はおかしい」というのは確かにその通りだと思うし、離婚しなかった理由を「子供のためには、お父さんが必要だった」と話すのも理解できます。

 地元の支持者から「離婚しないと次の選挙は応援しない」と言われて、なにくそと思っただろうし、「人間は間違いを犯すし、生まれ変わっていこうという人に私は手をさしのべたい」とおっしゃっていることも理解できます。不倫は家庭内のことであって、ましてや議員辞職することでけじめは取ったんだから。彼はもう公人ではないからということにも納得はいきます。

 でもね…。いやいやいや、本人が出てきてしゃべったらどうやねん、と正直、思ってしまうんですよ。奥さんが話すのではなく、ご本人が出てきて話をしたらってね。もう公人ではなく、私人になっているから、話す必要はないと言われれば、その通りかもしれないけど。だけど、奥さんはまだ政治家をしているわけだから、自分でしでかしたことは、最後まで自分で尻ぬぐいするのが人として当然やと思うんですよ。

 たとえ、私人であったとしても、嫁に迷惑かけたことに関しては、本人が出てきてしゃべったらええんちゃうのって。そこまで嫁が守ってあげるんですか?って。金子さんは夫婦の間は「対等」というようなことをおっしゃっているようですが、今回の件で被害にあっているのは彼女の方なんだから。

 現代はネット社会だから、子供が将来、検索して、お父さんがどんなことしたのか知ったとき、ちょっとショックを受けるかもしれない。不倫相手に「私のど真ん中はソナタ」なんてメッセージを送ってたりしているのが残っているんだから。そのときは、お父さんのこと一瞬キライになるかもしれない。でも、その後の対応を見て感じる所があると思うんです。

 金子さんがおっしゃることはもっともで、やり直しができない世の中はおかしいから、やり直すことはいいと思う。けど、今のような対応で果たしてやり直せるのかな、と思ってしまう。やっぱり、ご本人が出てきてしゃべらないといけないんじゃないって。

 皆さんも、どこかに引っかかりがあるんじゃないでしょうか。公人でないからこれ以上表に出る必要がないというのは理屈としては理解できるんですよ。でも感情の部分では…、何か違うよね、と思ってしまいます。特に日本人ってそういうところがあると思うんですよ。建前と本音はみたいなところで。

 金子さんは、たとえば昔の土井たか子さんであったり、今の民進党代表の蓮舫さんのような「たくましい」という従来からある女性議員のイメージを変えたいとおしゃっているようです。私もそういう考え方はいいと思います。でしたら、なおのこと、金子さんが矢面に立つのではなく、ご本人が出てこられた方がいいんじゃないでしょうか。

 宮崎さんは現在、IT関係のお仕事をされているようですが、再び政治家を目指すんでしょうかね。これが果たして区切りとなるのか、老婆心ながら考えてしまいますね。

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