【芸能】とにかく明るい安村 激ヤセの理由とは?

 「全裸に見えるポーズ」で一世を風靡(ふうび)したお笑いタレント・とにかく明るい安村(35)が肉体改造に挑み、あまりの激ヤセぶりで話題となっている。映画「ビニー/信じる男」(21日公開)の応援隊長として2カ月で13キロのダイエットを掲げ、目標達成は目前。痩せ過ぎでネタ中にパンツが見えてしまうほどの本気度だ。昨年3月の不倫発覚により仕事が激減したが、体重を激減させて再起を目指す。ちっとも安心できない芸人人生となってしまった安村を直撃した。

 早朝7時。私鉄沿線の閑静な住宅街に、男のうめき声が響く。個人トレーナーとマンツーマンのトレーニングスタジオ。「重い~!!」「しんどい~!!」。泣き言をこぼしながらもトレーニングを続ける、とにかく明るい安村の姿があった。

 5月4日からスタートしたダイエットで、もともと93・1キロあった体重は80・55キロまで減少。追い込みの時期を迎えている。

 全裸に見えるポーズネタと「安心してください、はいてますよ」の決めゼリフでピン芸コンテスト「R-1グランプリ」決勝まで進出し、ブレークしたのが2015年。順調に仕事を増やしていたが、昨年3月の不倫発覚により潮目が変わってしまった。「毎日2、3本あったテレビ出演も、今は月イチですかねぇ。おかげさまで劇場や営業の仕事はありますが、当時は睡眠時間1時間とかだったので…」と遠い目をした。

 応援隊長を務める映画は、再起不能と言われた交通事故から復活し、世界チャンピオンに返り咲いた伝説のボクサー、ビニー・パジェンサの物語。「僕の場合は芸能生活の“単独事故”で勝手にぶつかった感じ。リハビリやってるんですけど、なかなか元の感覚に戻らない。ビニーはやっぱり事故ってからの努力が半端なかったので、あれぐらいやらなきゃダメなんだ、頑張らなきゃと思いますよね」。不屈の王者に己を重ね(?)て、返り咲きを目指している。

 トレーニングと糖質カットの合わせ技。5月の開始から平均して週2回は個人トレーナーの指導の下、主に胸、背中、下半身の「大きな筋肉」を鍛えてきた。取材した日はベンチプレス、ラットプルダウン、スクワットにバランスボールを使った腹筋。

 基本的に米やパンなどの炭水化物は口にせず、ゆでた鳥胸肉やオクラ、ブロッコリーなどの低糖質食材を摂取している。6月に入ってからは3食すべて鳥胸肉で、お酒も封印しているという。担当トレーナーは「大会前のボディービルダーと同じ追い込み方」と説明した。

 だが、ストイックな取り組みは、裸芸を“引退”に追い込んでいる。「最近は、営業で1番前のお客さんがコソコソしゃべってる。子供は正直なので『見えてるよ~』って言われます。パンツが緩くなっちゃって、見えてるのがパンツなのか、パンツがずれて“中身”が見えちゃってるのか…」と、まったく安心できない芸に変化している。

 「年内にムキムキまでいきたい。痩せてカムバックできるように、これで何か変わらないと」。11日のお披露目イベントに向け「でも、これ、まだ太ってますよね?」と腹の肉を見つめながら、安村は燃えていた。(デイリースポーツ・古宮正崇)

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