【芸能】ナスDってどんな人? 同行者のU字工事に素顔を聞いた「ブレーキ壊れてる」

現地で黒くなってしまったナスDこと友寄ディレクター
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 1人の“素人”が、テレビ界の最注目人物となっている。

 2日に初のゴールデン特番が放送されるテレビ朝日系「陸海空 こんな時間に世界征服するなんて」(火曜、後11・15)で世界中の部族に会うためロケを続けている友寄隆英ディレクターが、あまりにも破天荒過ぎる言動で番組を席巻。果ては入れ墨の染料になる果実を塗りたくった結果、全身が真っ黒になる衝撃映像をお茶の間に届け、ナスDの愛称で呼ばれている。ロケに同行する(というより本来は主役のはずの)U字工事に、素顔を聞いた。

 「こんな時間に-」は、絶景を撮る「ドローンアース」や怪魚を釣り上げる「釣りまアース」など5つのテーマを展開しているが、圧倒的に放送時間が長いのがU字工事とナスDによる「部族アース」。文字通り異文化の部族に会いに行くことを目的にしており、バラエティーを超えた文化社会学的な側面もある番組…なのだが、現地の人々すら驚がくさせる行動の数々でナスDが番組を徐々に“乗っ取り”始めた。

 生魚、虫など、ためらいなく何でも口に運び、部族の方々でさえ「それは食べちゃダメだよ…」などとドン引き。視聴者が「なんだかすごい人だなぁ…」と思い始めた5月、事件は起きた。

 美容にいいとだまされて入れ墨に使う果実「ウィト」を塗り、全身真っ黒に変貌。エスカレートする一方の言動も相まって、いまやナスDの行動をモニタリングする番組と化してきた。

 実はナスDこと友寄Dは、ゼネラルプロデューサーという肩書的にはお偉い方。「いきなり!黄金伝説。」や「よゐこの無人島0円生活」などのサバイバル系人気バラエティーを手がけ、番組のシミュレーションを自身で実践する体当たり社員として知られていた。特番ではアマゾンでロケしているが、ある意味、必然の化学反応だったとも言える。

 U字工事の福田薫は「『黄金伝説』でも危険なロケをしてるなぁ、と思ったら、だいたい友寄さん、ってのはあったかもしれないですね」と明かす。益子卓郎も「サバイバルが好きなのは知ってたんですよ。『アマゾンに行くのが夢』って言ってました。2、3年前のロケで、移動中もロープの結び方とか、ずっとサバイバル入門みたいなの読んでたイメージがありますね」と続けた。

 身近で接していて感じるナスDは、どのような人物なのか。

 福田「弱音はかないですね、絶対」

 益子「楽しんでますね。僕らは怖え~って時があるんですけど、怖さがないみたい。真っ向からアマゾンに突っ込んでる。ブレーキ壊れてるんじゃないですか」

 福田「精神のブレーキが(笑)」

 益子「僕らはポンピングブレーキかけながら行ってるんですけどね」

 黒くなった姿を見た時、福田は「ちょっと笑っちゃいました。心配より先に笑いでしたね」と振り返る。ナスD中心の番組になりつつあるが「僕らより上のことやってるから、それはこうなるかな、ってのはありますね。正直、僕らもやれるだけのことはやってるはずなんですけどね。結構、大変なんですけど…」と苦笑いするしかないのであった。

 益子も「黒くなった時に(友寄Dが)『僕もう、すぐにフェードアウトするんで』って言ってたんですけど、真逆でしたね。一番のライバルが近くにいました」と脱帽。特番の見どころについて「友寄さんの黒いのがどうなってるか…」と意味深に語り、何かしらの変化をにおわせた。

 視聴者の想像を斜め上に超えていく驚異の破天荒D。あくまでも裏方との意識から、本人の意向で現在、何をしているかは非公表という。だが、まだテレビ朝日はクビになっていないと聞いたので、ほっとした。(デイリースポーツ・古宮正崇)

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