チーム浮上へ大久保監督のやりくりとは

 昨季の最下位からの浮上を期す楽天。開幕直後は一時、借金が「4」まで膨らんだものの、その後5連勝で巻き返し、勝率5割前後をキープしている。チーム得点がリーグワーストの「45」(17日終了時点)と、チーム状態は決して盤石とはいえない中、大久保監督は“やりくり”で安定航行への道筋を探っている。

 開幕から15試合で、オーダーは14通りを数えた。打順が変わっていないのは4番のペーニャのみ。「状態のいい選手から上位に据えていく」と同監督。開幕3連戦は9番で出場した藤田が打撃好調と見るや、11日のオリックス戦から5番に据えるなど、前例にとらわれない起用で試行錯誤を繰り返している。

 やりくりはオーダーだけにはとどまらない。1、2軍の入れ替えが激しいのも特徴だ。開幕から1カ月足らずで延べ18人が昇格し、16人が登録抹消されている(17日時点)。この数字は故障者が続出し、最下位に沈むオリックスを上回る。指揮官は「ウチは年間を通して出場できる体力のある選手が少ない」と話しており、今後も1、2軍の入れ替えは頻繁に行われそうだ。

 この方針は外国人とて例外ではない。メジャー通算61発の看板を引っ提げ加入したサンチェスも開幕から4試合で抹消。その後、攻守に精彩を欠いたウィーラーにも再調整を命じた。指揮官はオープン戦中に「20日出場させて抹消。10日休ませて昇格させるのもあり」と、“外国人ローテーション構想”を口にしており、支配下登録の外国人7人も、実績に関係なくマネジメントしていく構えだ。

 もちろん、メンバーをある程度固定して戦うに越したことはない。ただ、指揮官は「例えば、外国人に関しては7月くらいまではいろいろと可能性を見ていく。固定するのは8月でいい」とし「勝負は夏場。8、9月に勝てるチームにならないと意味はない」ときっぱり。後半戦に強いチーム作りへ向け、今後も選手起用を巡って激しく動くことになりそうだ。(デイリースポーツ・野畑圭司)

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