日本代表選手変更はアギーレ流のゲキ

 10月のジャマイカ、ブラジル戦に出場するサッカー日本代表23人のメンバーが1日に発表された。ハビエル・アギーレ監督の就任後では2度目のメンバー発表となったが、その会見で興味を引く発言があった。「彼らは一層の努力をして代表に戻って来て欲しいと思います」という言葉だ。

 “彼ら”とは9月の代表合宿に呼ばれながらも、今回に呼ばれなかった選手のこと。9月のベネズエラ戦後に指揮官は「次のリストを見たとき、誰が良くて誰が良くなかったか分かると思う」と発しており、厳しい評価が下されたと見受けられる。

 対象となるのはGK林(鳥栖)、DF坂井達(鳥栖)、DF酒井宏(ハノーバー)、DF松原(新潟)、MF長谷部(フランクフルト)、MF扇原(C大阪)、FW大迫(ケルン)、FW皆川(広島)。だが、この8人をアギーレ監督は切り捨てたわけではない。その思いが「より一層の努力を」と向上を求めた言葉に込められている。

 監督就任後、初の公式大会となるアジア杯(来年1月・オーストラリア)まで、残された時間は決して多くない。「アジア杯のメンバーリスト作成まで4試合ある。その中でできるだけ多くの選手を見て、最終的にはベスト23(人)という選手を連れて行きたいと思う」。ベストな23人とはどんな人選なんだろうか。

 今回、外された面々が努力を経て復帰するのか、それとも、台頭した新戦力がそのまま勢いを保つのか。アギーレジャパンから、目が離せない。

(デイリースポーツ・松落大樹)

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