五十嵐カノア「海の神様にありがとうと言った」涙の銀も、深々と座礼した理由

 銀メダルに終わりぼう然とする五十嵐カノア(撮影・堀内翔)
 銀メダルに終わりぼう然とする五十嵐カノア(撮影・堀内翔)
 2位に終わった五十嵐カノア(撮影・堀内翔)
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 「東京五輪・サーフィン男子・決勝」(27日、釣ケ崎海岸サーフィンビーチ)

 東京五輪新種目のサーフィンで五十嵐カノア(23)=木下グループ=は19年の世界チャンピオンであるイタロ・フェレイラ(ブラジル)に敗れ、銀メダルを獲得した。

 台風8号の影響で荒れ狂う波に苦戦。うまく波に乗れず、競技中に両手を広げて何とも言えない表情を浮かべた。「チャンスがなかったのは本当に悔しい。このスポーツはそういうこともある」。金メダルを強く意識してきただけに、競技直後は敗戦を受け入れることができず、しばらく海から上がることができなかった。

 その後、波打ち際で正座し、海に深々と座礼。「悔しかったけど、悔しい中でもありがたいと思って。海の神様にありがとうと言った。4年間の準備があった。ここまでよくやったなと自分でも思いました」。競技が終わると、空には虹。瞳に涙をにじませていた五十嵐の表情にも、徐々に充実感が浮かんだ。

 ◆五十嵐カノア 1997年10月1日、日本人の両親のもと米国で生まれる。カノアはハワイ語で自由の意味で、ハワイでは多くみられる名前。父・勉さんがいつかサーフィンの聖地で認められるサーファーになるようにと名付けた。19年チャンピオンシップツアー第3戦で日本人初優勝を果たす。

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