カーリング すれ違った吉田姉妹も涙の抱擁 メダルは「おばあちゃんの冥土の土産に」

 カーリング女子3位決定戦で英国に勝利して銅メダル獲得し、輪になって喜ぶ本橋(左端)、吉田知(奥左)、藤沢(同右)ら(共同)
3枚

 「平昌五輪・カーリング女子・3位決定戦、日本5-3英国」(24日、江陵カーリングセンター)

 23日の準決勝で韓国に惜敗したLS北見の日本は、日本勢初となるメダルが懸かった3位決定戦で英国を下し、銅メダルを獲得した。

 吉田知那美、夕梨花姉妹も、お互いを抱きしめ合った。好奇心旺盛な姉、慎重で冒険しない妹。性格は違っても、カーリングが好きという思いは同じだ。それでもかつてはすれ違うこともあった。

 4年前のソチ五輪代表選考会ではお互い敵チーム。姉知那美の北海道銀行が切符をつかんだ。妹夕梨花はやさぐれた。「親が心配するほど荒れた」。一方の知那美もソチ後に「戦力外通告」を受けた。姉はLS北見に合流。ともに屈辱をばねに成長を遂げた。

 ソチの時、母は落選した妹に見つからないようにこっそりと姉の新聞を切り抜き、ファイルは隠したという。

 知那美は「別々の時、家族は私たち以上に苦しんだ。だから家族のみんなにメダルを渡したい。お祖母ちゃんには冥土の土産に」と、笑った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    デイリーおすすめアイテム

    注目トピックス