カーボーイ4強に望み 21日・韓国戦勝利が絶対条件

 「平昌五輪・カーリング男子・1次リーグ、日本6-4デンマーク」(20日、江陵カーリングセンター)

 男子1次リーグでSC軽井沢クの日本はカナダに4-8で敗れたが、デンマークには6-4で快勝し、4勝4敗として初の準決勝進出へ望みをつないだ。4強入りするには21日の韓国戦で勝つことが絶対条件となる。

 1次リーグ敗退の崖っぷちで、持ち味の攻撃的カーリングが威力を発揮した。カナダに完敗した後もリスクを背負って大量点を狙うスタイルを貫き、日本がデンマークを一蹴した。

 カナダ戦の後「残り2試合に勝つ。そのために最後まで自分たちのカーリングをやる」と決意を込めた両角友。チーム最終2投を担う司令塔は第3エンドに真骨頂を見せた。ハウス内に日本のストーンが4個、デンマークの石は5個と密集した場面。両角友は2投ともハウス中央へ迫る精緻なショットを決め、一挙3点で主導権を握った。「やりたいようにできた」と胸を張った。

 五輪3連覇中のカナダには最終エンドを残してギブアップした。両角公は「勝負どころのショット精度が相手の方が一枚上手だった」と完敗を認めたものの、兄の両角友は「そんなに反省するところはない」と引きずらなかった。

 4位に食い込んだ16年世界選手権など数々の舞台、修羅場をこの作戦で戦ってきた。両角友がジュニア時代から初志貫徹してきた哲学が、ぶれることはない。4強入りへ望みをつないだ。

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