フランスペアの衣装はだけ胸露出 団体に続きハプニング続く五輪アイスダンス

 平昌五輪で19日、フィギュアスケート・アイスダンスのショートダンス(SD)が行われ、またも衣装がはだけるハプニングが発生した。優勝候補のフランスペア、ガブリエラ・パパダキスとギヨーム・シゼロン組で女性のパパダキスの乳首が露出してしまい、NHKの中継映像でも映し出されてしまった。アイスダンスでは、11日の団体戦でも韓国のミン・ユラが衣装のホックが外れ、脱げかけながら演技し、話題になったばかり。今後は、衣装の“安全性”も議論の対象になりそうだ。

 演技開始直後だった。パパダキスが着ていたグリーンのあでやかな衣装の首の後ろのホックが外れるハプニング。15、16年の世界選手権チャンピオンペアは何事もなかったように演技を進めたが、肩ひもだけとなった衣装が激しいダンスではだけかけ、男性のシゼロンが持ち上げるリフトではパパダキスの背中が大きく露出。さらに中盤から終盤にかけてはついに、左の乳首が露出したままとなってしまった。

 それでも笑顔で滑りきり、得点は81・93で2位。さすがの貫禄を見せつけた。

 この日、アイスダンスを生中継したのはNHK BS1。“放送事故”に近い緊急事態とあり、午後から録画で放送されたNHK総合では、演技の最後の部分の約5秒間をカットして放送。演技がスローになって、ポロリ場面が目立つのを避けたとみられる。

 想定外のハプニングに、急きょ編集して対応したNHKは、デイリースポーツの取材に「特にお答えすることはありません」とノーコメントの姿勢を貫いた。

 演技を終えたパパダキスは「最悪の悪夢です。でも、演技を続ける以外に選択肢はありませんでした。やるしかなかった」と懸命にコメント。“露出事故”にもかかわらず、この日のスコアでは、減点はなく、高い出来栄え点を獲得していた。

 アイスダンスでは11日の団体・SDでも、韓国ペアの女性、ミン・ユラの衣装の背中のホックが外れ、背中や肩が露出したばかり。この日はホックではなく、衣装の3カ所をしっかりと縫い付けて出場したミン・ユラは「誰かが引きはがさない限り、絶対(衣装が)はだけることはなかった」と笑顔で語っていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    デイリーおすすめアイテム

    注目トピックス