リレー男子、無念の転倒最下位 仲間のドーピング騒動語らず

 「平昌五輪・ショートトラック男子5000メートルリレー・予選」(13日、江陵アイスアリーナ)

 男子5000メートルリレー予選が行われ、メダル獲得を目指した日本代表は坂爪亮介(27)=タカショー、吉永一貴(18)=名古屋経大市邨高、渡辺啓太(25)=阪南大職、横山大希(23)=トヨタ自動車=で臨んだが、2組4位で決勝進出を逃し、5~7位決定戦に回った。ともに練習してきた斎藤慧(21)=神奈川大=がドーピング問題で揺れる中、力強い走りを見せたかったが、かわなかった。男子1000メートル予選では吉永、坂爪が17日の準々決勝に進出した。

 同組の韓国へ向けられた完全アウェーの大歓声の中、日の丸は輝きを逸した。3大会ぶりの同種目出場で、メダルを目標に臨んだ日本代表だったが、最年長の坂爪がまさかの転倒。「転ぶ可能性もあったけど、ここで(前に)つかないと勝負できないと思った。申し訳ない。それに尽きる」と目を伏せ、無念の表情で語った。

 今季はリレーで6季ぶりにW杯のメダルを獲得するなど、躍進。“ショートトラック旋風”を巻き起こすべく、意気込んで今大会に臨んでいた。しかし、五輪は甘くない。強烈な洗礼を浴びた。

 くしくもこの日、ともに練習を重ねてきた斎藤がドーピング騒動に揺れた。もともとこの4人を中心メンバーとして構えてきただけに、戦略上の問題は少なかったはずだが、精神的な影響は少なからずあっただろう。斎藤についての質問が及ぶと、渡辺が選手を代表して「その件に関しては、あまり答えたくありません」と話した。

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