「リオ五輪・サッカー男子・準決勝、ブラジル６－０ホンジュラス」（１７日、マラカナン競技場）

　男子の準決勝が行われ、ブラジルはネイマールの２得点などでホンジュラスを６－０で圧倒し、初優勝にあと１勝と迫った。ドイツはナイジェリアを２－０で下した。ホンジュラスとナイジェリアは３位決定戦に回った。決勝と３位決定戦は２０日に開催される。

　闘志むき出しのブラジルは攻撃陣が精彩を放ち、大量６得点でホンジュラスを粉砕した。２ゴールのガブリエルジェズスは「最高にうれしい。この調子で決勝も戦う」と胸を張った。

　開始数秒で先制。ネイマールが鋭い出足で相手ＤＦのボールを奪って決めた。ミカレ監督が「美しいだけでは足りない。攻撃陣は格闘する覚悟を見せてくれた」と話したように、前線から激しくボール奪取して好機を紡ぎ出した。

　ガブリエルジェズスは前半２６分、ルアンのスルーパスに走り込むと飛び出すＧＫの横をすり抜けるシュート決め、９分後にはネイマールの絶妙なパスを受けてＧＫの動きを見ながら右足で力強く蹴り込んだ。後半も鮮やかな連係で得点を重ね、最後はネイマールがＰＫを決めて締めくくった。

　初優勝を懸けた決勝は一昨年のＷ杯準決勝で１－７と大敗したドイツとの因縁の対決となった。ガブリエルジェズスは「激しい試合になる」と、まなじりを決した。