新大関照ノ富士、連続V狙う

 大相撲名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)の新番付が29日に発表され、新大関・照ノ富士(伊勢ケ浜部屋)が名古屋市瑞穂区の宿舎で会見を行った。5月の夏場所で劇的な初優勝を決め、平成生まれで初めての大関に昇進。6月には行事や取材が重なり、右足のほうかしき炎を発症して稽古を休むアクシデントはあったものの、無事に回復していよいよ新大関として臨む本場所が迫ってきた。

 早くも大関としての風格を漂わせる。場所へ向けての意気込みを問われても、「いつも通り。一番一番集中してやっていけば、結果はあとからついてくる」と迷いなく言い切った。それでも、勝ち越しや2ケタ勝利が目標だった三役時代とは、地位に対する責任感が違う。「もちろん大関なので、優勝目指して頑張りたい」とキッパリ。06年5月の白鵬以来となる新大関Vへ、ターゲットはもうそこしかないのだ。

 そして、次の目標である横綱昇進への期待も大きくふくらむ。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も「もうひとつ上があるからね。そこを目指してやってほしい」とハッパをかけた。新三役からわずか2場所で大関へ駆け上がった愛弟子に、できるだけ早く頂点を極めるように稽古で鍛え上げるつもりだ。「目の前の一番に集中していくだけ。プレッシャー?あんまり、ないっス」と大物感十分の新大関。灼熱の名古屋を、ますます熱くさせてくれそうだ。

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