照、口上は「自分の気持ちを伝えたい」

4字熟語の本を読む照ノ富士(東京・江東区の伊勢ケ浜部屋)
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 大相撲夏場所(東京・両国国技館)で初優勝し、大関昇進を確実にした関脇照ノ富士(伊勢ケ浜部屋)が26日、都内で会見を行い、27日の昇進伝達式の口上について、「自分の気持ちを伝えたい」と思いを語った。

 会見の冒頭では報道陣が用意した過去の大関昇進伝達式を収録したDVDを熱心に見つめた。さらに4字熟語の本も手渡されたが、こちらにはあまり関心がない様子。「4字熟語を入れる?いや、あまりこだわりはないです」と話した。

 それでも、初めて経験する伝達式が近づいてきていることもあって、相撲を取る時とは違う緊張感も味わっている。「(口上を)間違ったら、どうしよう。忘れたら、恥ずかしいなあ」と落ち着かない心境を吐露する。同部屋の横綱日馬富士からも、「ちゃんと覚えてやらないとダメだよ」とアドバイスを受けた。

 ただ、過去の先輩大関の文言にとらわれることなく、自分らしさを表現したい考えは貫くつもりだ。「自分の思っていることを言おうかな。“謹んでお受けします”。あとはあした言います」とニッコリ。27日午前に開かれる名古屋場所の番付編成会議と臨時理事会で正式に「新大関照ノ富士」が誕生。協会が派遣する使者(一門の理事と審判部の親方)が伊勢ケ浜部屋に出向き、伝達式が行われる。果たして、どんな言葉で新大関としての決意を表すのか。大きな注目が集まる。

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