藤島親方が審判部副部長に 相撲協会の新職務担当

 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会と年寄総会を開いて親方の新たな職務担当を決め、42歳の藤島親方(元大関武双山)が審判委員から役員待遇の審判部副部長に抜てきされた。同副部長は十両以上の取組で審判長席に座る要職。

 藤島親方は現役時代から誠実な土俵態度で有名。審判委員を約9年務めており、記者会見で「恥ずかしくないように仕事をしていく。あり得ないが、誤審はないようにする」と語った。

 若手親方の積極的な幹部登用について北の湖理事長(元横綱)は「十分に責任を果たしてくれるだろう。土俵は力士を育てる場であり、審判部は一つの花形でもある」と期待を寄せた。

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