なでしこ04年以来の五輪予選黒星
「サッカー女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選、日本1-3オーストラリア」(29日、キンチョウスタジアム)
日本が初戦を落とした。先に2点を失ってから前半終了間際にFW大儀見優季のゴールで1点を返したが、後半に突き放された。日本女子代表が五輪のアジア最終予選で敗れたのは04年4月26日、アテネ五輪のアジア予選決勝で0-1で中国に敗れて以来。しかも、この時はすでに出場権を獲得した後で、大きく意味合いがことなる今回の敗戦は大きな衝撃となった。
就任以来初となるアジア最終予選での敗戦を、佐々木則夫監督は「皆さんの期待にそうことができなかった。この反省を含めて中1日で戦うわけですから、次切り替えて1戦も落とせない気持ちでいくしかない」と振り返った。
日本は試合序盤は優勢に試合を進めていたが、前半25分にクロスボールからFWデバンナにヘッドを決められ先制を許した。さらに同40分には阪口のパスが主審に当たり、しかもオーストラリア選手の前に転がるという不運な展開からヘイマンに持ち込まれ失点。苦しい展開に追い込まれた。
前半終了間際には阪口のシュートを相手GKの目前で大儀見が押し込み1点を返したが、後半33分、ゴリーにヘディングを決められ突き放された。
日本の次戦は2日の韓国戦。