日本がE組首位に浮上、シリアに快勝

 日本-シリア 後半、先制のPKを決めた本田=マスカット(共同)
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 「W杯アジア2次予選、シリア0-3日本」(8日、マスカット)

 日本がシリアを3-0で破り勝ち点を10とし、2次予選E組の首位に上がった。

 この試合前まで3戦3勝で首位だったシリアと中立国のオマーンでの対戦。日本は0-0の後半9分にMF本田が左足でPKを決めて先制ゴールを挙げた。FW岡崎が相手ゴールエリア内で倒されての反則だった。

 後半24分には右サイドのFKからパスをつなぎ、最後はMF香川からのパスを岡崎が右足アウトサイドのキックでゴール内ネット上部に突き刺し、2-0とリードを広げた。

 そして、後半42分には左サイドの本田からパスを受けた途中出場のFW宇佐美が正面からのダイレクトシュートでゴールを決め、3-0とリードを広げた。

 日本は、先発メンバーからの交代なしで後半へ。ハリルホジッチ監督は後半20分にFW原口に代えてFW宇佐美をピッチへ投入。33分にはカウンター攻撃でシリアに右サイドを上がられたが、ゴール前には詰めさせなかった。

 後半32分には香川に代わって、MF清武が途中出場。このタイミングで給水タイムがとられたが、直後の35分にはシリアに攻め込まれてシュートを放たれ、あわや失点のピンチ。さらに38分にも右サイドからえぐられてシュートを許したが、GK西川がコースを締めて防いだ。

 日本は前半、26分に香川が左からのFKでボールを浮かせ、ファーサイドの岡崎が頭で折り返して原口がシュート。相手DFに当たったこぼれ球を本田が右斜めから左足で鋭く蹴り込んだが、ボールはゴール右を抜けていった。

 前半34分には中盤でのパスミスからシリアにボールを奪われ、一気にシュートチャンスを与えるピンチも。40分にはシリアの右からのクロスが長友の頭に当たってコースが変わり、これをゴール前までつながれシュートを許したが、ボールはわずかにゴール右へ転がった。

 前半のロスタイムにはシリアがCKを得るなど攻勢をかけたが、0-0でハーフタイムを迎えていた。

◇日本の先発メンバー

【GK】

西川周作(浦和)

【DF】

長友佑都)インテル・ミラノ)

槙野智章(浦和)

酒井高徳(ハンブルガーSV)

吉田麻也(サウサンプトン)

【MF】

本田圭佑(ACミラン)

香川真司(ドルトムント)

山口蛍(C大阪)

長谷部誠(Eフランクフルト

【FW】

原口元気(ヘルタ)

岡崎慎司(レスター)

◇交代メンバー

【GK】

東口順昭(G大阪)

六反勇治(仙台)

【DF】

米倉恒貴(G大阪)

塩谷 司(広島)

森重真人(FC東京)

丹羽大輝(G大阪)

【MF】

柴崎 岳(鹿島)

清武弘嗣(ハノーバー)

南野拓実(ザルツブルク)

柏木陽介(浦和)

【FW】

宇佐美貴史(G大阪)

武藤嘉紀(マインツ)

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