佐々木監督、米国と決勝戦「楽しんで」
「カナダ女子W杯・準決勝、日本2-1イングランド」(1日、エドモントン)
サッカー女子W杯連覇を狙う日本代表「なでしこジャパン」は1日(日本時間2日8時開始)、エドモントンのコモンウェルス・スタジアムでイングランド代表との準決勝に臨み、後半ロスタイムにイングランドDFバセットのオウンゴールにより2-1で競り勝ち、劇的勝利で2大会連続の決勝進出を決めた。決勝は5日(日本時間6日8時開始)に米国と対戦する。
2大会連続の決勝進出を決めた佐々木則夫監督は試合後のインタビューで、「ありがとうございます。日本の皆さんの応援が後押ししてくれて勝てたんだと思います」とファンに感謝した。
通算成績が2敗2分けと相性の悪いイングランドに苦しんだ。「思ったよりも前回の疲労が重なって1人1人のプレーの質がいまひとつだったが、最後まで勝とうという思いがゴールにつながった」。平均身長で7センチ劣りながらも体を張った選手たちの奮闘をたたえた。
決勝は中3日で“宿敵”米国と戦う。前回2011年ドイツW杯、2012年ロンドン五輪決勝に続く世界大会3大会連続での対戦となる。「思い切ってミスを怖がらずにいく。このファイナルを目標にしてきた。結果がどうであれ、とにかく選手たちサッカーを楽しんで、日本の皆さんに元気を伝えてあげれればと思います」と、なでしこらしいプレーを貫くことを誓った。