長谷部は“カズ超え”も笑顔なし

 「ロシアW杯アジア2次予選、日本0-0シンガポール」(16日、埼玉)

 日本はシンガポールとのW杯アジア2次予選初戦を0-0で引き分けた。先発フル出場したMF長谷部誠主将は、国際Aマッチの出場試合がFW三浦知良(横浜FC)を超える歴代単独7位の90試合となったが、ホームで引き分けに終わり「(観衆の)ブーイングは当たり前。重く受け止める」と、無念の表情を浮かべた。

 ハリルジャパンになって取り組んでいる縦に速いサッカーを展開したが、引いた相手を崩しきれず「縦に速いサッカーでは、難しい相手といえば難しい相手だった。引いた相手に対し、どうプレーするのか。もっと相手を引き出してスペースを空けさせるとかいうのもあるだろうし、バリエーションを増やさないといけない」と、反省ばかりが口をついた。

 シーズン終了後からハードなトレーニングを積んで今シリーズに挑んだ海外組。試合へのアプローチの仕方を問われると「やることはやった。でも結果を見ると…。こういう試合は結果が全て」と、唇を噛んだ。

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