長友帰国 ハリル体制初選出に喜ぶ
サッカーのイタリア部リーグ、セリエAのインテル・ミラノに所属する日本代表DF長友佑都(28)が2日、シーズンを終えて成田空港着の航空機で帰国した。
今季は負傷による離脱を繰り返すなどリーグ戦14試合の出場にとどまり「苦しいシーズンだった」と振り返った。ただ、終盤2試合にフル出場し「コンディションは上がっている」と復調への手応えもつかんでいる。
3月の代表合宿は負傷の影響で招集が見送られており、ハリルホジッチ体制では初選出となる。「監督が代わって呼ばれるかどうか不安でした。選ばれてホッとしている」と喜びを口にした。ハリルホジッチ監督が欧州視察した際には「チームで試合に出て、中心選手として引っ張ってほしい」と要求されたことを明かし、「率直に厳しい方。日本代表を強くしたいという意識が伝わる」と印象を語った。
親善試合イラク戦(11日、日産)と18年W杯ロシア大会アジア2次予選シンガポール戦(16日、埼玉)に向けて「日の丸を背負うことに誇りと情熱を常に持っている。代表のことは常に頭にあった」と強い思いを口にした。
インテルとの契約は2016年6月までとなっており、去就に注目が集まる。長友は「僕自身の意思だけでは決められないが、もちろんインテルに残りたい」とあらためて残留の意向を示した。