【チューリヒ(スイス)共同】国際サッカー連盟(FIFA)の総会が29日、スイスのチューリヒで始まった。現職のゼップ・ブラッター会長(79)=スイス=と、副会長のアリ・フセイン王子(39)=ヨルダン=による会長選挙を実施。27日に現職の副会長ら14人が起訴された汚職事件の激震が走り、批判も強まる中で今後4年間のリーダーを決めるが、情勢的にはブラッター会長の5選が有力だ。
加盟全209協会が出席。ブラッター会長は演説で「不正を行っているのはFIFAではなく、数人の個人」などと従来の弁明を強調。「全員の力を合わせ、前進していかなくてはいけない」と協力を訴えた。