「捜査は不正撲滅を加速」 FIFA会長が声明

 【チューリヒ(スイス)共同】米司法当局が国際サッカー連盟(FIFA)関係者らを贈収賄などの罪で起訴し、スイスの検察当局が2018、22年の両W杯招致に絡む不正で捜査を開始した問題で、FIFAのブラッター会長は27日、捜査に全面的に協力する姿勢を打ち出し「両当局の調べはFIFAが既に取り組んできた不正撲滅を加速させる」との声明を出した。

 ブラッター会長が掲げる組織改革は遅々として進まず、近年は醜聞が続出している。同会長は「大勢の人が変化のスピードに不満を持っている」と認めた上で「私たちが行動を始め、取り組み続けていることを強調したい」と主張した。

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