ACL柏8強 日本勢2年ぶり
「ACL・1回戦第2戦、柏1-2水原」(26日、柏)
柏はMF小林祐介(20)の公式戦プロ初ゴールで、第2レグを1-2で終えたものの2戦合計では4-4、アウェーゴールで相手を上回り(3-2)ベスト8進出を決めた。日本勢の8強進出は柏がベスト4に進んだ13年大会以来、2年ぶり。
敵地での第1レグで3-2と勝利していた柏は、2失点以下での1点差負けまでなら8強進出が決まる展開だった。0-2で迎えた後半20分、小林がFWレアンドロのシュートがブロックされたこぼれ球に反応。バウンドするボールに対し体を倒しながら右足を振り抜き、鋭いシュートをゴールに突き刺した。
前半24分に水原のFW鄭大世(チョン・テセ)に先制点を許し、後半9分にCKからの混戦でDFク・ジャリョンに決められる苦しい展開を打ち破る一撃だった。
13年にトップチームに昇格してから3年目の小林は「初ゴール決めたかったので、大事な試合で決められて良かったです」と笑顔。ゴールシーンを「レアンドロが1人で持ち運んでくれて、ボレーを狙っていた。足を振り切るだけでした」と振り返った。先に2点を失う苦しい展開だったが、「諦めないでやった結果、ベスト8につながって良かったです。今まで、特に今年は貢献できていなかったので、今日はゴールという形で貢献できて良かったです」と充実感を漂わせた。
準々決勝は8月、9月にホームアンドアウェーで行われる。