レジェンド健在!澤のゴールでNZ撃破
「国際親善試合、日本1-0ニュージーランド」(24日、丸亀)
なでしこジャパンが、昨年5月の女子アジア杯決勝以来、364日ぶりに代表戦出場を果たしたMF澤穂希(36)のゴールで勝利した。
やはり“レジェンド”は健在だった。前半23分、左サイドからの宮間のCKに、ゴール前中央で飛び込んで反応。右足でジャンピングボレーを放つと、ボールはGKの下を抜けてゴールマウスに吸い込まれた。
自身の最多記録を更新する、代表通算83点目となるゴール。澤は仲間の祝福でもみくちゃにされながら、力強いガッツポーズで復活をアピールした。
その後は守備の連係に乱れが出るなど、苦しい展開が続いたが、ニュージーランドのPK失敗などにも助けられ、何とか無失点でしのいだ。
自身の復帰戦を飾った鮮やかなゴールに、澤は「本当に宮間選手のボールが良かったので、触るだけでした」と満足げ。1年ぶりの復帰戦には「久しぶりに日の丸を背負って、青い10番のユニホームが着れてうれしかったです」と笑顔で話した。
起用した佐々木則夫監督も「今日は“澤の神”が勝利に導いてくれた。彼女の持ってるものがあって、神さまもついてきたと思う」と絶賛。女子サッカー界の“生きる伝説”が、再び輝きを放ち始めた。