ハリル監督期待! “和製ノイアー”

チュニジア戦に向けて抱負を語る日本代表・バヒド・ハリルホジッチ監督
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 サッカー日本代表のハリルホジッチ新監督が、代表GK陣にドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)のようなスタイルを求めた。今回の代表合宿(大分市内)にもGK川島永嗣(スタンダール)、西川周作(浦和)、東口順昭(G大阪)、権田修一(FC東京)の4人を招集。直接的に練習を行う2人のGKコーチに加え、指揮官自身も鋭い目を向けている。

 そんな指揮官はGK陣に対して、目指すべきスタイルに、ドイツのW杯制覇に大きく貢献したノイアーの名前を挙げた。指揮官がアルジェリア代表を率いたブラジルW杯では、決勝トーナメントでドイツと対戦。抜群のシュートストップと、驚異的な守備範囲を見せたノイアーの牙城に苦しみ、あと一歩のところで“ジャイアント・キリング”を逃している。

 アルジェリア戦後のノイアーは、完全に覚醒。ブラジルW杯では、GKに加えてDFの役割も果たすなど、ドイツの優勝に貢献。新時代のGK像を世界にアピールした。

 川島が「(新体制になり)1試合ずつがチャレンジ」と語れば、西川は「(新監督が来て)今までにない新しい風が吹いている」と定位置獲得に向けて意欲を見せる。さらには昨季、G大阪の国内3冠を支えた東口、ロンドン五輪4位など、世代別代表での経験も豊富な権田も、定位置を虎視眈々(たんたん)と狙う。

 合宿メンバーを発表する際、ハリルホジッチ監督は全ポジションに対して「ベストメンバーはいない」と横一線であることを強調している。“和製ノイアー”となって、ハリルジャパンの守護神の座をつかむ選手は誰になるのか。

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