Ｊ１・神戸のＭＦ森岡亮太（２３）が２０日、メルセデス・ベンツを１年間提供される「ヤングヴィッセル賞」に輝き、同車を取り扱うヤナセ神戸支店で表彰を受けた。

　同社がブランドイメージ向上を狙い、神戸と初タッグを組み制定。同賞は２５歳以下でシーズンを通し最も貢献した選手に贈られる。今季リーグ戦３４試合に出場し４得点を挙げ、絶対的司令塔へと躍進、秋には日本代表に初選出された森岡が１回目の受賞者となった。

　レンタルされるのは「メルセデス・ベンツＧＬＡ２５０　４ＭＡＴＩＣ　Ｏｆｆ－Ｒｏａｄ」（４９９万円）。受け取った若き司令塔は「ベンツにはあこがれがあった。学生のころからベンツに乗ってる人はすごいなあ、と思っていた。ああいうのを乗れる人になりたい、と。ＳＵＶは好きだし山、海、いろいろ走りたい」と笑顔で喜びを表した。

　期限は１年のため、連続受賞しなければ来年には返却。「継続して乗れるように。大丈夫と思います」と自信を見せながら、「今の若手にはリアルにモチベーションになる。気を付けとかないと、誰が化けるか分からない」とジョーク混じりに警戒した。

　今季まで柏を率いたネルシーニョ氏が来季、神戸の監督に就任。「僕としては外国人監督は初めて。柏レイソルをつくってきた監督。神戸はシーズンを通していいチームづくりができていないので、どういう感じでチームができていくのか楽しみ」と期待した。

　現在は体のケア、メンテナンスと並行し、

１年間、戦える肉体面の強化にも努める。「チームとしてはタイトルを獲る。個人的には、今年の数字をすべて上回ることにこだわりたい。（３冠の）ガンバとの関西ダービーも盛りあげないと」と、力を込めた。