肝移植から復帰アビダルが引退

 サッカーの元フランス代表DFエリック・アビダル(35=ギリシャ・オリンピアコス)が19日、現役引退を発表した。

 この日、オリンピアコスの本拠地ピレウスで開かれた記者会見で発表した。(欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが「個人的な理由から引退する決断に至ったことを正式に発表します」とコメントを伝えている。

 アビダルは11年3月に肝臓の腫瘍摘出手術を受け約1カ月半後に復帰。2012年3月には肝臓移植手術を受けたが、13年4月に選手として奇跡的に試合復帰を果たした。フランス代表としては67試合に出場し、06年W杯ドイツ大会、10年W杯南アフリカ大会に出場した。「フットボールはいつも病気を忘れさせてくれるものだった。私の目標は現役に復帰することだったし、現役に復帰することは、心情的にはトロフィーを掲げることよりも大きなことだった」と振り返った。

 モナコ、リヨン、バルセロナなど、多くの有力クラブでプレーしてきた。「人生の新しい章に進むべき時が来た。この数ヶ月間サポートしてくれたオリンピアコスに感謝したい。また、現役生活で私を指導してくれたすべてのコーチ、幼少期から治療してくれたすべての医療チームにも感謝したい。かつてプレーしたすべてのクラブに対しても、です」と感謝の言葉を並べた。

 今後については「バルセロナの下部組織での仕事のオファーを受けている。今日までオリンピアコスと契約を結んでおり、オファーも受けている。数週間は休養して、家族との時間を楽しみたいと思う。その後で今後について決めます」とした。

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