内田 激戦CL「勝たなきゃでしょ」

 「欧州CLグループステージG組第3戦 シャルケ4-3スポルティング・リスボン」(21日、ゲルゼンキルヘン)

 DF内田篤人が所属するシャルケ(ドイツ)が、日本代表MF田中順也が所属するスポルティング・リスボン(ポルトガル)を、後半ロスタイム、シュポ・モタングのPKで破った。内田は右サイドバックで先発フル出場、田中はベンチ外だった。

 3試合を終えて、シャルケは1勝2分けで勝ち点5の2位。スポルティング・リスボンは1分2敗の勝ち点1で最下位。同組首位は勝ち点7のチェルシー(イングランド)。3位は勝ち点2のマリボル(スロベニア)。

 欧州チャンピオンズリーグは前年度の欧州各国の成績優秀クラブによって争われる。グループステージは4チームが8組に分かれ、上位2チームが決勝トーナメントにあたる「ラウンド16」に進出する。

 スポルティング・リスボンが前半16分、ナニのゴールで先制したが、同33分にマウリシオが2度目の警告で退場すると流れは一気にシャルケへ。

 前半34分にオパシ、後半6分にフンテラール、同15分にヘーベデスと得点を重ねリスボンを突き放した。

 だが、試合はこのまま終わらず、リスボンのアドリエン・シウバが後半19分、33分に得点し同点に。振りだしに戻した。

 数的優位に立ち、負けられないシャルケは相手のハンドによって得たPKを後半ロスタイムにシュポ・モタングが沈めて、激戦を制した。

 ドイツ・ブンデスリーガの公式ウェブサイトには内田の試合後のコメントが掲載されている。「見ている方は面白かっただろうけど…という感じ。(最後攻勢に出たのは)勝たなきゃでしょ。ハーフタイムにも言っていたから、監督が。絶対勝てって。きょう引き分けていたら…アウェーで勝ち点3は、どんな相手でも難しいから、やっぱり」と勝利に一安心、といった様子だった。

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