「アジア大会・サッカー女子・準決勝、日本３‐０ベトナム」（２９日、仁川）

　連覇を狙うなでしこジャパンは準決勝でベトナムと対戦し、３‐０で快勝。１０月１日の決勝（文鶴競技場）進出を決めた。

　Ｗ杯優勝、ロンドン五輪銀メダルに導いた佐々木監督にとって、通算１００試合目の指揮となったメモリアルな一戦は、序盤から日本が主導権を握る展開。前半２０分に、ＭＦ中島のシュートを相手ＧＫが弾き、こぼれ球にＦＷ高瀬が詰め、ゴールを許したが、これはオフサイドだった。

　しかし、同２４分に再びチャンス。右サイドからＭＦ宮間のクロスを相手ＧＫがパンチング。これがＭＦ阪口の足元に転がり、冷静にシュート。阪口の今大会５得点目のゴールで、先制した。その後、前回の香港戦で代表初ゴールをマークしたＦＷ増矢にも決定機があったが、これは決められず、前半は１‐０で折り返した。

　後半に入っても勢いは日本。後半８分、ＤＦ北原のクロスに、ＤＦ長船が頭で合わせて追加点。同２９分にはショートコーナーから、ＭＦ宮間のクロスに、途中出場のＦＷ菅沢が強烈なヘディングを決め、試合を決定付け、メモリアルな一戦を勝利で飾った。