バナナ差別で横浜Mに制裁金500万円

 J1リーグの横浜M‐川崎戦(23日・ニッパ球)の試合中に横浜Mのサポーター1人が、相手選手に対してバナナを振りかざす人種差別的行為を行い無期限入場禁止の処分となった問題で、Jリーグの村井満チェアマンは29日、東京都内で会見を開き、横浜Mに対してけん責(始末書の提出)と制裁金500万円を課すと発表した。

 村井チェアマンによると、これまでのクラブによる啓発活動、試合中の監視体制、発生後の対応の3点からクラブ側への責任を考慮したという。「啓発活動に関してはまだまだ改善の余地がある」と説明した。

 この一件に関しては2010年5月に浦和が敵地で行われた仙台戦時に、サポーターが仙台のバスに向けて差別的発言を行ったなどの違反行為があり、制裁金500万円とけん責の処分を課されたことを基準としていた。だが、浦和の件ではサポーターの差別的発言だけでなく、一般観戦者に負傷させたことや、禁止エリア立ち入りなども含めての制裁金500万円だったことを挙げ「社会的に厳しい目が向けられていることもあり、差別的行為そのものに対する制裁は重くなっている」とした。

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