「Ｊ２、讃岐１‐１福岡」（２０日、丸亀）

　讃岐がＪ２昇格後、初の勝ち点「１」を獲得した。

　開幕から７連敗を喫していた讃岐は、負ければＪ２ワースト記録の開幕８連敗となる厳しい戦いだった。前半３５分に福岡に先制点を献上。重苦しいムードが漂ったが、後半に入ると見違えるようにアグレッシブな攻撃を展開した。

　何度か決定機を逃したあと、待望の同点ゴールは後半４１分。左サイドでパスを受けた途中出場のルーキーＦＷ福家勇輝（２２）が、鋭いドリブルで相手ＤＦをかわし、右足でネットに突き刺した。地元・香川県出身で、高松大から今季プロデビュー。出場３試合目での初ゴールがクラブの歴史に残る勝ち点をもたらし「頭が真っ白になった。みんなが喜んでくれてうれしい」と興奮気味だった。

　後半１９分に福家をピッチに送り込んだ北野誠監督（４６）は「彼の持ち味が出た」とルーキーを称え、「８試合目で勝ち点１。チームにとって非常によかった」と胸をなでおろしていた。