太尊康輝 東洋太平洋王座への前哨戦
「ボクシング・スーパーミドル級8回戦」(7月31日、大阪市住吉区民センター)
東洋太平洋ミドル級3位、日本同5位の太尊康輝(23)=六島=が16日、大阪市内で会見し、7月31日、大阪市住吉区民センターで東洋太平洋スーパーミドル級10位のナットワト・アルンスク(タイ)と8回戦を行うことを発表した。
プロ戦績10勝(10KO)2敗1分け。若き左のハードパンチャーは昨年11月に日本&東洋太平洋の2冠をかけ柴田明雄氏に挑んだが、7回TKO負け。4月の再起戦を1回KOで飾り、WBCユース王座を獲得した。
今戦は再び東洋太平洋王座を狙う前哨戦の位置づけ。勝てば年内にも同級王者のドワイト・リッチー(オーストラリア)への挑戦を視野に入れる。
「相手がOPBFランカーだし、文句のない勝ち方をしたい」と気合十分。西田光(川崎新田)を破り王座を獲得したリッチーに対し「西田に勝って調子に乗るなよ、と。年末に勝てるように精進したい。倒される前に倒す」と誓った。
ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)の背中を追う23歳は今、基本に立ち戻り、「ワンツー」を特訓している。お手本は同じサウスポーのWBCバンタム級王者・山中慎介(帝拳)。「山中選手のようなワンツーが代名詞になるくらい、僕もボクシングスタイルを作っていきたい」と力を込めた。



